エスポワールシチー春は国内、秋は米BC挑戦視野!
サンケイスポーツ - 2010/3/5 9:54
フェブラリーSを完勝したエスポワールシチー(栗・安達、牡5)は、選出されているドバイワールドCを回避。春は国内戦に専念するが、秋は米国遠征を視野に入れることになった。
同馬を所有する友駿ホースクラブの塩入満洋代表は「これだけの馬ですし、勝ち負けできることが一番。新しい競馬場(メイダン)のオールウェザーは未知数でリスクが高いので回避しますが、ずっと国内を走るわけではありません」と海外遠征の可能性に言及。「ダートで開花した馬ですし、米国なら我々にもルートがあります。馬の体調が第一ですが、可能性を探り、条件を検討、研究した上で態勢が整った時には(遠征も)あるでしょう」と話した。今年のブリーダーズCクラシック(11月6日)は、チャーチルダウンズ競馬場のダートで施行されるため、遠征の可能性もありそうだ。
今春は、かしわ記念(5月5日、船橋、GI、ダ1600メートル)か帝王賞(6月30日、大井、GI、ダ2000メートル)への参戦が有力。ブリーダーズCは、通常の登録でも1000万円近い費用が必要だが、種牡馬登録や産駒登録がない場合はクラシックで最大100万ドルの追加登録料が必要となる。日本のダート王の動向はゼニヤッタとレイチェルアレクサンドラの牝馬対決に沸く米国でも注目されそうだ。