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カネヒキリ史上最長最大の復活劇/JCダート 競馬情報 無料ニュース【レース映像あり】

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カネヒキリ史上最長最大の復活劇/JCダート

 最も長い休養の先に再び栄冠が訪れた。「第9回ジャパンCダート」は7日、阪神競馬場で初開催され、2年4カ月の休養で屈腱炎を乗り越えたカネヒキリが豪快に抜け出して快勝。05年に続く同レース2度目の制覇で、砂の王者が完全復活を告げた。1番人気のヴァーミリアンは3着に敗れた。

 歓喜、そして感動の空気が脱鞍所を包んだ。2年4カ月という長い期間をかけて2度の屈腱炎を克服し、再びG1の頂点に立ったカネヒキリ。出迎えた角居厩舎のスタッフは抱き合って喜び、あふれる涙を抑え切れない。角居師と金子真人オーナーは目にうっすらと涙を浮かべながら立ち尽くしていた。ルメールが大きなガッツポーズをしながら引き揚げてくると、ようやく笑みを浮かべて殊勲の鞍上に「ありがとう」と声を掛けた。

 完全復活だ。好位4、5番手集団の真ん中で折り合い、3~4角でインを突く。先頭に立っていたサクセスブロッケンをかわし、外から馬体を併せてきたメイショウトウコン、ヴァーミリアンの追撃も振り切った。「やっぱりチャンピオンホース。あれこれ考えずシンプルに乗った。(主戦の)武豊さんが1800メートルはベストと教えてくれたが、正しかったね」。エリザベス女王杯のリトルアマポーラに続き、テン乗りで大仕事をやってのけたルメールは興奮気味に振り返った。

 「引退という言葉が何度も頭をよぎった」。感慨深げに切り出した角居師にとっても長く苦しい道のりだった。05年JDダービー(大井)からG1・4連勝を達成したダート王に最初の悲劇が襲ったのは06年9月。右前脚に屈腱炎が判明し手術を受けた。尻から幹細胞という組織を採取し、患部に移植して腱の再生を待つ方法。術後の経過は順調で、翌07年夏には函館競馬場で復帰に向けての調教を再開できるまでに回復した。

 だが9月に再び同じ部位に炎症が見つかる。引退か現役続行か。選択を迫られた陣営は復活を信じて2度目の手術に踏み切った。今年11月の武蔵野Sで864日ぶりに実戦復帰。9着に敗れたが、かつてダート界を席巻した実力に衰えはなかった。わずか1戦で見事に実戦勘を取り戻し、再生した右脚もまたハードなトレーニングに耐え抜いた。「たくさんG1を勝たせてもらったが、きょうの勝利は特別。感動した」と語った角居師。「医学の進歩のおかげ。馬も僕が何かをしたわけじゃなく、レースに向けて自分で調子を上げていった」と謙そんしたが「手術後のリハビリには苦心した」とも漏らした。

 屈腱炎には常に再発の恐怖がつきまとう。師は今後について「1回1回が勝負の脚元なので予定は立たない。十分にケアして負担の少ない国内戦に専念したい」と話した。王座に返り咲いたカネヒキリの闘いは続く。

 ▼カネヒキリ 父フジキセキ 母ライフアウトゼア(母の父デピュティミニスター)牡6歳 栗東・角居勝彦厩舎所属 馬主・金子真人ホールディングス 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績16戦9勝(うち中央12戦7勝) 総獲得賞金6億1162万4700円。


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