新たなる女帝伝説ブエナビスタ

2009年01月01日
09年の牝馬クラシック戦線をリードするのは昨年の阪神JFでビワハイジに続く母子制覇を達成したブエナビスタだ。

 堂々の女王襲名だった。昨年暮れの阪神JF。ブエナビスタだけが全く別次元の競馬をしていた。道中は後方3番手。目の前には十数頭の集団がいる。しかし鞍上は慌てず勝負どころから馬なりで進出。残り2F付近で先頭に躍り出ると最後は流すような形で2馬身半差をつけた。驚きを通り越して、あきれるほどの強さだ。安藤勝は「道中は前をいつでもかわせる手応え。先頭に立つのが少し早くて最後は遊んでた」と涼しい顔で振り返った。

 この時期の牝馬の規格から外れているのは身体能力だけじゃない。普段から古馬のように落ち着いたところがあり精神面でも同期とはちょっと違う。ベガなど数々の名馬を管理した松田博師がこの馬の能力に絶対の自信を持っている。

 「距離は延びれば延びるほどいい。馬もその方が楽だと思う。ごちゃつかないで自分のペースで走れるからな」

 阪神マイルが以前のようにトリッキーなコースなら死角はあるかもしれない。長い直線で地力勝負となった今では崩れるシーンは想像しにくい。桜花賞、そして距離が延びるオークスと今春2冠は間違いなくブエナビスタが主役を務める。

By スポニチ
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