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日本ダービー前哨戦、皐月賞レビュー

ラップ: 12.1 - 10.8 - 11.9 - 12.1 - 12.2 - 12.1 - 11.9 - 11.8 - 11.7 - 12.1
前後5F: 59.1 - 59.6(ミドル~ハイペース)

勝ち時計1.58.7秒は、過去5年の中で04年にダイワメジャーがマークした1.58.6秒に次ぐ時計。立派です。しかし、このレースはこの額面の時計以上に時計的価値が高いと考えています。

その理由となるのが、レース当日の馬場差。今年の皐月賞当日、芝コースの馬場差は-0.2秒。標準より少し速いくらいの馬場だったんですね。これに対して、04年の馬場差は-2.1秒。超が付く高速馬場でした。参考として、今年と04年に行われた同条件のレースを比較してみましょう。

古馬1000万下(2000m): 1.59.0(2004年)、2.01.7(2009年)
古馬1600万下(1600m): 1.32.8(2004年)、1.33.5(2009年)

他のレースにおいてもこれだけの時計差があることから、04年と09年の馬場がいかに異なったものかお分かりいただけると思います。すなわち、馬場差を考慮した上で、04年と09年の皐月賞を比較するとこうなるわけです。

2004年: 1.58.6(馬場差-2.1秒)、馬場差補正後のタイム 2.00.7
2009年: 1.58.7(馬場差-0.2秒)、馬場差補正後のタイム 1.58.9

ちなみに、あのディープインパクトが勝った05年は馬場差-1.3秒の馬場で1.59.2秒。前記と同様に時計を補正すると2.00.5秒となります。少なくとも皐月賞時点では、アンライバルドは、ディープインパクトを凌ぐ時計的パフォーマンスを見せたんですね。これらのことを総合すると、時計面からは、文句なく近年の皐月賞で最も価値があるレースと判断すべきことになります。

また、このレースはラップ面にも注目すべき点があります。

過去5年、ほぼ例外なく中盤で一旦ラップが緩むのが皐月賞の特徴。ディープインパクトが勝った年ですら、中盤に12.4-12.6-12.5秒という「中休み」を挟んでいます。

これに対して、今年のラップはどうでしょう。例年になく上下動の少ない平らな推移を辿っていますよね。04年や05年の馬場差を見返してもう一度比較してみても、今年の中盤にある12.1-12.2-12.1という推移が相当厳しいものであることが窺い知れます。

このことから、今年の皐月賞は例年以上にタフなレース、すなわち、スタミナの要求値が高かったことが分かります。道中で中休みが取れない流れでは、スタミナのない馬は息切れしてしまいますからね。

また、こういうタフな流れで重要になるのが「底力」。競馬用語の中でも一番定義付けの甘い単語ですが(笑)、要するに、厳しい流れでも最後まで力を出し切れる能力のことです。今年のような淡々と速いラップを刻む競馬では、この底力がないと最後まで保ちません。

ラップ面から浮かび上がるのは、「今年の皐月賞はスタミナと底力が試された一戦だった」ということです。

最後にもうちょっと勝ち馬アンライバルドに注目してみましょう。

アンライバルドが皐月賞で証明したのは、「高い次元の底力とスタミナ」です。ここまで書いてきたとおり、今年の皐月賞は時計、ラップ面ともにかなり厳しいレースになっていることは明らか。このレースを制するためには、厳しい流れを耐え切る底力と、バテないスタミナが必須だったんですね。その意味で、勝ち馬アンライバルドは上記2点において他馬を凌駕していたということになります。

単純に考えれば、価値の高い時計、ラップを制したことで、ダービーも間違いないと判断できそうなところですが、そう簡単に行かないのが競馬の面白いところです。

問題になるのは、ダービーというレースの性質。近年のダービーは、NHKマイルCからの臨戦馬が好走しているように、マイラー的な資質がかなり重要になってきています。これは、時期的な馬場の問題(毎年、ダービーの時期は芝が硬くなり、軽さとスピードが重要になる)が大きく影響しています。簡単に言えば、スタミナや底力はほとんど問われなくなってきているんですね。距離が400m延びますが、ハッキリ言って、ダービーよりも皐月賞の方がスタミナは必要です。というより、三冠レースの中で最もスタミナが必要なのは皐月賞です。つまり、ダービーでは、皐月賞でスタミナが足りなかった馬でも十分出番があるわけです。

アンライバルドに話を戻しましょう。今年も例年と同じような馬場になった場合、アンライバルドの底力とスタミナは、スピードと軽さ不足という面に繋がる危険性が残されています。「Aという要素を持っている馬は、反対のBという要素を持っていない」と考える適性理論の原則に従えば、アンライバルドはスピードと軽さが要求されるレースではパフォーマンスを落とすはずです。まあ、落ちたところで他馬とまだ差があるという可能性はありますが、個人的には日本ダービーよりキングジョージや凱旋門賞の方が勝ちやすいと思いますね。適性が合っていますから。是非、海外に行って欲しいです。これはまったくの余談ですが。

「能力が勝るか適性が勝るか」。今年のダービーはこれがテーマになりそうです。

競馬LAB
[ 2009/05/31 12:02 ] レース傾向 | TB(0) | CM(0)
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